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この夏借りて深夜に観たいおすすめのジャパニーズホラー映画傑作選(4)最終回

夏と言えばホラー!ホラーと言えば夏!基本毎年夏はホラー系DVDをエンドレスで再生中の福永です。暑いですね!

さて、4回目で最終回の今回も、引き続きおすすめのジャパニーズホラー映画をご紹介したいと思います。

彼氏と観ますか?それとも友達と?いえいえ、ここはひとりで観ましょう!ということで、ラストの今回はこちらの映画です。

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『ノロイ』

前回、公開中の映画『貞子VS伽耶子』で監督を務めている白石晃士監督についてお話しましたが、この映画も白石監督の代表作。

白石監督と言えば、なんといってもドキュメンタリータッチで描かれた、いわゆる“モキュメンタリー”方式の映画作り。

見ていると、まるで本当に起こったことのように進んでいくストーリーにはらはらさせられます。モキュメンタリーと言えば、『ブレアウィッチプロジェクト』が有名ですが、この『ノロイ』も視聴者がまるで参加しているかのような演出。

もうひとつ、白石監督と言えば、宗教がらみの展開が十八番なのですが、「触りたくないし、関わりたくもない」という、人間の闇の部分を見せ付けられる、という意味では最恐かも。

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あえて、あまり有名ではない俳優さんを起用することで、本当っぽさが強調されて、今までの「作り物の恐怖」を捨て、飛び出してくる本物の恐怖を味わえる作品です。

こんな人におすすめ

この映画は、いわゆる「いかにも作り物のきれいな恐怖」ではないため、非常に泥臭く、ある意味「汚い部分」も見ることになる映画です。

そのため、「今までのホラー映画に飽きた!なんかちょっと違うやつが観たい!」という人にはぴったり。ちなみに、いくら本物っぽい、とは言え全部作り物なので安心してご覧下さい。

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また、白石監督の、テレビで放送された特番『日本のこわい夜・特別編』というバラエティーモキュメンタリー番組も秀逸なので、レンタルDVDで見かけた際はお手に取ってみることをおすすめします。

ということで、4回に渡ってご紹介しましたジャパニーズホラー。これからの季節、深夜にビール片手に、涼むにはちょうどいいのではないでしょうか。

この記事を書いた人
福永知世
1983年青森市生まれ、宮城学院女子大卒。福永緑丸名義で共著『怪談実話コンテスト傑作選 痕跡』(メディアファク トリーMF文庫)がある。http://milkgraph.web.fc2.com/
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